久石譲 - アシタカせっ記
我が音楽熱に火をつけた一曲
お世話になります。ソフティです。
この曲で久石譲さんについて知りました。20年以上前の96年、この曲の衝撃より久石ワールドおよびサントラ熱に火が付きました。言わずもがな、ジブリの名作「もののけ姫」の劇中のテーマ曲です。
一般的には「もののーけーたちーだけー」の方がメジャーかと思いますが、もう圧倒的に自分はアシタカせっ記。(ちなみに「せっ」の漢字は宮崎駿監督の創作漢字らしいです。詳細はgoogle先生に聞いてみてください)
もののけ姫のCMで初めてこの曲を聞いた時の衝撃は今でも忘れられない。「なんだこの音楽は!?」と。そして、映画館でエンドロールが始まりエンディングテーマを聴き終わった後、呆然としてしばらく立てなかったことを覚えています。
あの頃はYouTubeどころかネットもない時代でCDを買うしかリピートで聴ける術はなく、でもお金もなく、友人から借りてテープに録音して、ずっと、ずっと、ずっと、家で聴いてました。(確か、テープとMDが混在している時期だったような)
ここではサントラで最後に収録されているアシタカせっ記 エンディングについて、ただ好きな部分を語ります。
イントロ〜メインテーマ
重厚なストリングスのイントロ。この何か始まる感で、期待値バロメーターが最大となります。
0:31 (メインテーマ)
ここから一気に鳥肌が立ちます。自分はこの和的なメロディラインがぐっとくる性質のようです。
0:55
この「ターンタ、ターンタ、ターン」というメロディが実にもののけ姫の世界感を表わしていると思うのですが、いかがでしょう。(意味不明?)
更に細かく言うと、2回目のターンタ(0:58あたり)がツボです。ここの和音、とても久石さんぽいと思うのです。
1:02 サビ前の副菜
中間部分。そして1:14からのメロディ。ここ、副菜でありながら感動的!心の琴線がブワッと揺さぶられます。
1:37 (メインテーマ 再び)
ここがね、鳥肌マックスポイントでして、メロディの音階が昇るのに並走して、ティンパ二のロールが入り、シンバルがシャーン!と鳴る。ここのティンパニ奏者はロールしながら鳥肌立ってますよ、きっと。
そして、色々ありまして・・・
3:22
自分はこの副菜が再び来るまでを、じっと待ち続け、この部分で一気にテンションを上げます。そして、最後の鳥肌スポットに備えるのです。
3:43 (最後のメインテーマ)
きました。遂にフィナーレです。サビのメインテーマをためて、からのゴー!(シンバル、ジャーン!)です。これまたティパニ奏者に限らず、ここ演奏してる人はめっちゃテンション上がってるに違いありません。ぼくも、この部分で鳥肌マックスです。
ところで、この曲のピアノの楽譜を持っておりまして、このティンパニのロール部分は左手でドのオクターブ(低いドと高いド)を交互にトレモロで演奏する表記となっています。この部分、弾くととても盛り上がります。ピアノ弾くとき、ここに命をかけている人は他にもいるはず。(「ピアノでアシタカせっ記弾くあるある」だと思う)
ちなみに、サントラ盤の1曲目に入ってる劇中冒頭で流れるバージョンのアシタカせっ記、こっちの方がまた良いのです。テンションの上がる振れ幅としては、こちらの方が高いかもしれない。
まず曲の頭に大太鼓が2発入っており、この先への期待感がハンパないです。来るぞ、来るぞ、と。
メインテーマに入るまでのイントロ部分ではシンセサイザーの音が入っており、これがまたキュンとさせるのです。
そして、一気にメインテーマで、シンバルがシャーン!です。低いテンションでワクワクしてるところから、ズバッと最高値にもっていかれます。あぁ、素晴らしい。
でも、もっと聴きたい・・・!ところで、スッと終わるんですよね。場面に合わせてます。サントラですから・・・。
このCD一曲目とラストのアシタカせっ記、ダイジェストとして一曲目を聴いた後に、最後のエンディングを聴くと、ほどよく満足します。
ところで久石さんの曲って、サビの部分、タンタンタンと音階が昇るメロディが多い気がします。いや、サビの手法として、そうすれば盛り上がるのでしょうが、なんというか、久石さん独特の響きというかメロディ感がありますね。
例
人生のメリーゴーランド (ハウルの動く城)
il porco rosso (紅の豚)
Two of Us (ふたり)
Oriental wind (伊右衛門のテーマ)
等
お、これは?と思うと、音楽「久石譲」とあり、なるほどやっぱりな!と得意げになったりします。
他にも久石さんの曲でいろいろ語りたい部分もありますが、それはまた今度にします。
それでは。