スピッツ - Y
木管楽器の温かさと芸術的な間奏
お世話になります。ソフティです。
超名盤、スピッツの「ハチミツ」、皆さまはどの曲が一番お好きですか?
流行りの音楽に興味を持ち始めたころ初めて買ったCDはチェリーでしたが、そこでスピッツを好きになり、このアルバムに出会いました。
ぼくは、回答を2パターン用意してます。
※ちなみに何度か書いている通り自分はあまり歌詞を考えて聴きこむことをしません。
① 表向きは ・・・「愛のことば」
切ないギターのイントロから歌い始めのメロディがとんでもなく心にキュンときます。もうここが全てと言っても過言ではない。
②でもちょっとマニアックな視点から・・・「Y」
アルバムの中で隠れた名曲として挙げられることの多い(と勝手に思ってる)、この曲、間奏が非常に感動的なのです。
1:29 ~
「やーがーてー」のサビから入るドラムのタム「ドン、ドン、ドド」のフィルインのゆっくり具合と右から左に音が振られていくのがクセになる。
2:07 ~間奏
ここからが、もう最高。
木管楽器(ここではクラリネット、オーボエ、ファゴット)の音色がとても心地よい雰囲気を作り出しています。
そしてこの楽器隊の絶妙なメロディとハーモニー。
リズムでは、打ち込みっぽいカラッと乾燥したスネア(と言ってよいか分からないウッド調の音)がまた木管楽器の温かさを引き立てます。
2:23 ~ 鳥肌MAXポイント
前述の印象的なタムのフィル「ドン、ドン、ドン」から入る木管のメロディ。
ここからの4小節、ここ!めっちゃ気持ちよくないですか。
更にこの部分の後ろで流れる合いの手のメロディがなかなかニクく、至福の瞬間を作り上げています。
このタムのフィルの入り方と木管楽器たちがこの曲最大の美しポイント。なんとも芸術的です。
また、最後のサビでも効果的にファゴットが「ポポポポ」っと合いの手を入れており、木管万歳、大満足な一曲です。
ポップスでこんなに美しく効果的に木管楽器を入れている曲を知りません。(きっと知らないだけで、あるはずなので知ってる方は教えてください)
しかし、この曲がライブで演奏されることは、他の楽器であの間奏を表現するのは難しいでしょうし、なかなかないだろうな・・・。
それではまた。